打倒!金持ち父さん〜戦略的金持ちへの道〜
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おっさんの独り言



仁義なき就職戦争!
〜『先進国』VS『途上国』〜

2003年12月13日


「チャーラーラーラララー♪ おー人事おー人事♪」
 
(スタッフサービスのCMのつもりです(笑))

最近は、『アウトソーシング』が流行っていますね。

いや、流行っているというよりも、
定着したと言ったほうが適切かもしれません。。

突然ですが、企業のコスト削減の勢いは国内に留まらず、世界に広がっています。。

例えば、某企業のコールセンターは中国の大連にあります。

中国の大連は日本語教育が盛んで、
コールセンターに電話をしても我々が気づかない程の日本語を話すそうです。

現在、日本でのコールセンターの仕事は時給1500円ぐらいです。

一方、大連で中国人が同じ仕事をすると、時給250円ぐらいで済むそうです。

人件費が6倍も違うようでは、仕事が中国へ流れるのも無理もないですね。。。

この話は、我々日本人にとって非常に脅威的なことと言えるでしょう。

もはや人件費が安い中国へ仕事が流れるのは、製造業だけではないのです。。

しかし、この流れは何も日本だけのお話ではありません。。

かの有名なコンサルティング会社、マッキンゼーの調べによると、
アメリカやヨーロッパ、日本を合わせると、エンジニアやプログラマー、経理といった、
いわゆるホワイトカラーの専門職の仕事が、年間60万人分も失われているという。

どのくらい安いのか、例を挙げてみると、

コールセンターの場合、中国:時給250円、インド:時給170円、マレーシア:時給240円
経理・事務の場合、中国:時給220円、インド:時給150円、マレーシア:時給200円
電子文書作成の場合、中国:時給170円、インド:時給100円、マレーシア:時給160円

だそうです。。

確かに経済的に考えれば、ほぼ同じ仕事をする人間がいた場合、
より安い人件費で雇える人間を雇うのは極めて当たり前であります。。

企業の立場から見ても、雇用はなるべく守りたいが、
人件費を削減しないと競争に生き残っていけないというのが本音ではないでしょうか?

『自由競争』とは、まさにこういうことなんですね。。

情報・通信インフラの発達により、
様々な面での国際化が今後も進んでいきそうです。。

皮肉にも、先進国の人々が開発した技術が、
先進国の人々の首を絞めるようになるとは・・・

日本で働く我々は、『世界水準』で評価して、
『自分しかできないこと』を今後身に付けていかなくてはならないでしょう。。

発展途上国の人々は、『豊かになってやる!!』と、日々頑張っております。

我々も、彼らに負けないよう、勉強していきましょうね!

今回は、少し暗い話となりましたが、
近い将来、大きなトレンドとなりそうなので取り上げました♪



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