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おっさんの独り言
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恐るべし、日本郵政公社
〜郵便貯金の正体とは、国の借金の肩代わり!〜
2003年12月20日
「日本郵政公社(郵便局)は、
2004年から投資信託や定期付き終身保険の販売を計画している」とのこと。
一見、フ〜ンという感じだが、これはさすがにやり過ぎだと思います。。
何故ならば、郵政公社はズルイからです。。
どうズルイかというと郵政公社は、
法人税・固定資産税などの租税や預金保険料を支払う必要が無いのです!!
どのくらい税金を免除されているかというと、
1991年からの10年で、
なんと!!7兆5000億円分も免除されているのです。
これはあまりにもショッキングな事実であります。。
これでは決して「自由競争」とは言えないでしょう。
郵政公社は、『納税義務無用』、『バックには国の信用』、
という最強の武器を片手に、自由競争を妨害しているのです。。
郵便事業では日本通運やクロネコヤマト、佐川急便を妨害し、
郵便貯金事業では、四大銀行を筆頭に各種銀行を妨害し、
簡易保険事業では、生命保険会社を妨害しております。。。
そしてさらに、投資信託の販売を計画し、証券業界にまで殴りこもうというのです。。
最近、マイクロソフトが独占禁止法で苦戦していますが、
マイクロソフトよりも郵便公社の方が数段悪徳だと言えるでしょう。。
また、どのくらい郵政公社が巨大かというと、
2002年末の郵貯残高は233兆円、簡保は125兆円です。
預金で言えば、
みずほ+三井住友+東京三菱+UFJ、4大銀行グループの総計が262兆円。
生命保険で言えば、
日本生命+第一生命+住友生命+明治生命+安田生命の生保大手5社の合計が120兆円である。
日本郵政公社がいかに巨大なのかビックリすることでしょう。。。
そして、郵政公社の運用方法といえば、『日本国債』です!
これがほとんどすべて日本国債などの公社債へと回るのであります。
郵便貯金が保有・運用している、
『有価証券』の実に90%が日本国債へとまわっており、
その額はなんと!106兆円分です。
これでは、郵政公社は国民のお金を非効率的に使っていることと言えるでしょう。。
よって、我々が郵政公社へ何らかの形で関わるということは、
国の借金を肩代わりすることへと繋がるのです。。。
日本郵政公社、考えれば考えるほど、恐ろしい公的機関であります。。
これを民営化したいというのが、
小泉首相の理念ですが、その時期はいつになることやら??
しかし、民営化が実現化したとしても、
NTTを見れば分かるように、完全な自由競争が訪れることは難しいでしょう。。
日本には『真の資本主義経済』が訪れることはあるのでしょうか?
皮肉なことに、日本の次世代を担う若者には、
日本郵政公社への就職がとても魅力にうつるようで、その倍率は288倍だそうです。。。
とにかく、郵便局は、素早く民営化して上場すべきです!
一部の人間の利権など、日本国民には関係ないのですから、、
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