打倒!金持ち父さん〜戦略的金持ちへの道〜
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おっさんの独り言



証券会社の生き残り競争!
〜今後、証券会社は『二極化』する!〜

2003年12月24日


リテラ・クレア証券は、株式の売買手数料を入札で決めるそうです。

注目の落札された価格は、
三ヶ月間無制限で注文可能という条件設定で、15万円〜94万円となりました。

売買手数料が三ヶ月で94万円!と、
聞くと、とても高い印象を受けますが、
一ヶ月に数千回も取引をするデイトレーダーの方もいらっしゃるそうですから、
一概に高い安いとは言えませんね。。

(最も、年に数回しか取引をしない方針でいるおっさんには無縁の話ですが・・(笑))

しかし、売買手数料の価値判断を投資家に市場原理を通じて決定させるとは、
なかなか興味深いお話です♪

わが国、日本は公然と資本主義経済をうたっているわけですから、
これを見習い、『市場原理』を利用した価格設定を行う商品・サービスを推進していくのも面白いですね♪

この世の中、売り手が一方的に価格を設定している商品が多いと思います。

特に、サービス業などに応用すると面白いかもしれませんね♪

さてさて、証券業界のお話に戻りますが、

株式の売買手数料は、
1999年10月の金融ビックバンによる完全自由化以来、約四分の一に下落しました♪
投資環境が格段によくなってきたのであります!(手数料や投資税制等♪)

もちろん、我々投資家にとってはすばらしいことですが、
証券会社にとっては競争の激化が進んでおります。。

全国の証券会社の株式手数料収入は、2002年度では4887億円。

これを自由化直前の98年度と比較すると、
市場の売買代金は5割増加したのに対し、
手数料収入は逆に3割の減少となりました。。

よって今後、証券会社は淘汰が進み、二極化して行くことは避けられないでしょう。。

一つは、インターネットを有効活用し、固定費の削減を徹底することで
安い手数料収入でもビジネスが成り立つ証券会社。

もう一方は、付加価値を付随できる証券会社です。

アメリカの証券会社のように、
投資銀行としての機能も追及していくこととなるでしょう。

IPOの主幹事になる証券会社は限られてますからね〜。。

他方、特にこれといった特色がない、中堅の証券会社が一番つらいでしょうね〜。。

今更、ネット証券に参入するのもなかなか難しそうです。。

現在のネット証券ですら、過当競争に写るぐらいですから・・・

もちろん、インターネットの世界では、容易に比較されやすいことから、
数少ない企業が勝ち残るものと推測されます。

果たして十年後、どのくらいの証券会社が生き残っているのでしょう?

証券業界のユニクロ、ルイ・ヴィトンはどこの証券会社となるのだろう・・・

まあ、どこの証券会社も『分別保管』を行っているので、
自分が利用している証券会社が倒産しても影響はありませんが。。

しっかし、兜町などへ行ってみると、聞いたこともない証券会社って多いですよね〜。

PS.今日はクリスマス♪ 皆様、楽しい一日を!


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