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おっさんの独り言
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日本の『円売り介入』における国際的批判
〜個人投資家も『為替水準』への見解を持つべき!〜
2003年10月21日
現在、1ドル=約109円となってますね。。。
今年は継続的に、120円前後で動いていたのですが、
日本の大規模な円売り介入(今年に入って約13兆円)への批判などにより、
一気に10円の円高となりました。
今回も出ました!!アメリカお得意の『為替カード』です。。。
その理由は、
「人為的に操作された割安な為替レートによって、
安価な製品が流入し、アメリカ国内の雇用を奪っている」とのこと。
「安価な製品」が実現できているのは、
一概に為替によって成しえた産物ではないと思いますし、
特に日本企業の場合は、ここ数年の企業努力というものが大きいのでは?と、思います。
なんで日本ばっかり(今回は日本だけでなく中国などのアジア諸国もですが)バッシングされるのですかね???
1985年の『プラザ合意』の時もそうです。。。
アメリカは、金融や農産物など、自国産業が強い分野では、
やれ関税を下げろとか、自由競争をしろとか言って迫ってきますが、
自分が不利になってくると、
何だかんだとケチをつけて今回のようなカードを平気で切ってきます。。。
現在の円-ドル水準が適切なのか、
日本の円売り介入が不当なのかは、一概に評価できませんが、
『プラザ合意』の時には、自国通貨を大幅に切り下げておいて、
今回は、「為替は市場原理に任せろ!!」と言うのは
あまりにも理不尽ではありませんか???
結局、アメリカが国際外交の舞台にて、発言力が強いのは、
多少なりとも『軍事力』に裏づけられているものだと思います。。。
(だからといって、おっさんは日本に軍事力を高めよ!と、言っているわけではありません)
しかし、今回のイラク戦争により、
従来のアメリカの軍事力に裏付けられた、
自己中心的な外交政策に限界が見え始めてきたような気がします。。。
(おっさんは、決してアメリカが嫌いなわけではありませんが、多少、自己中過ぎるように思います)
今後、世界情勢はどうなっていくのでしょうか??(心配です。。)
話がいろいろとずれてきましたが。。。
我々個人も、『為替』に対してそれぞれの見解を持っていた方がいいと思ったのです。
当たり前ですが、
現在の水準で円が過大評価されているのなら→円売り
円が過小評価されているのなら→円買い
です♪
我々個人は国と違って、
全財産を円売りしても誰にも文句を言われない立場ですから、
自分なりのポジションを取っていくことが重要だと思います♪
おっさん個人的には、現在の水準では円を売りたいです♪
(売る円はあまりありませんが・・・)
我々は、日本円で賃金を貰っているので、
将来的な円暴落リスクに備え、
円が国際的に価値を持っている、現在における『円売り』は、
有効なリスクヘッジの手段だと思っています♪
(数十年後、日本が経済的な先進国とは言えない可能性は十分にあるのです。。。)
将来的には、
為替をもっと勉強して外国為替証拠金取引をやってみたいですね♪
外国為替証拠金取引では、
10倍程のレバレッジを掛けることができるので、資金が少なくても可能です♪
その分、リスクも高くなりますので、
それなりの投資家にならないと参入する資格はないと思います。
外国為替証拠金取引に興味がある方は、『トレイダーズ証券』 などを参考にして下さい♪
おっさんも近いうちに参入しようとたくらんでおります!
為替の勉強は、
東京市場No.1為替ディーラーとして名を轟かせた、
藤巻さんの著書、『一ドル200円で日本経済の夜は明ける』や
『藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義(上)』などがおすすめです♪
おっさんのように、中国株などの外国株に投資している者にとって、
為替は切っても切れないものですので、
自分のスタンスを確立させ、為替でも利益を狙っていきましょう!!
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