打倒!金持ち父さん サイトマップ お気に入りに追加 | ||||||||||||||||
東証は世界的な株式市場でいられるか?2004年4月16日先日、アメリカのダイムラー・クライスラー社が東証から上場廃止となりました。 最近、外国企業の東証撤退が続いております。 1991年には127社が上場していたのが、現在では32社となっているのです。 外国企業上場廃止の主な理由は、 東証においての売買高の減少だけでなく、上場維持費用の高さにあります。 東証に上場する外国企業の年間上場維持コストは1400万円で、 このうち、約8割が日本語の有価証券報告書の作成・翻訳コストとのことですから、 この上、売買高が少なければ上場を廃止する企業の気持ちも分かりますよね。。 また、そもそも東証で外国の企業が上場していることを知らない投資家の方も多いのではないでしょうか? (おっさんも投資を始めたばかりの頃は知りませんでしたから(笑)) それにしても、東証における外国企業の数は確かに少ないですね・・・↓
このままでは、 東京証券取引所の『アジアの中核市場』という立場も危うくなっていくことでしょう。 おっさんが投資している、上海実業(0363)の社長も、 「香港以外で上場するのであれば欧米!」と言っておりますし、 昨年、世界一のIPO案件となった中国人寿保険(2628)もニューヨークで上場しました。 中国の有力企業も、その目線の先に『日本』はもはやないのでしょうか??(泣) ちなみに、証券業界ではこれを『ジャパン・パッシング』 (日本を素通りして欧米市場で上場すること)と呼んでいるそうです。 (悲しいですね。。) 空港業界で成田空港が、『世界一高い着陸料』を頑固に掲げた結果、 アジアのハブ空港の座を守れなかった二の舞にならないように、 東証にはここで頑張ってもらわないと困ります! (東証の株式会社化→上場計画があるのですから。) 東証は時価総額でもジリジリと、他のアジア株式市場に迫られているのです。 中国、韓国、台湾、インドなどのアジア株式市場の時価総額は、 1999年においては東証の42%に過ぎなかったのが、現在では75%となっております。 他のアジア市場は着々と頑張っているのです! 近い将来、トヨタなどの日本を代表する企業が香港や、 中国株式市場(CDR)に上場する日が来るかもしれませんね。 ですから将来、アジアの中核となる株式市場はどこか?予測すると、 香港証券取引所(0388)への投資はいい投資となるかもしれませんね。 ところで、最近の東証の売買代金は歴史的にも高い水準のようですね♪ 1兆円を超す売買代金が33営業日を上回るのは過去最長です! また、2003年度に東京証券取引所に新規上場(IPO)した企業数は140社と、 過去最高であったITバブル時に次ぐ水準ということで、日本市場も活気が出てきております♪ 東証では、2006年から英語による外国企業の情報開示を認めることで、 上場企業を集めようという作戦のようですから、 少しでも対日投資拡大のため、是非柔軟な対応を取って欲しいものです! 1400兆円の個人金融資産は、世界中の企業にとって魅力的なはずですから♪ 頑張れ!!東証! |
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