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おっさんの独り言



中国株投資家、『為替』について考える!

2004年2月10日


昨年の中国株は大きく値上がり致しましたが、
ここにきて調整ムード(1月→2月)が漂ってきております。。

今後、短期的に中国株の全般的な株価が上がるのか、
下がるのかは、誰にもわからないことですが、今回は『為替』に注目してみましょう♪

中国株は、『外国株投資』です。

よって、我々中国株投資家は、
中国株式市場のマーケットだけでなく、『為替』も同時に分析・考慮しなくてはなりません。

それでは、『為替』も、『マーケットの動き』と同様、
短期的な動きは全くわかりませんので、年単位の動きでみてみましょう♪

我々投資家はまず、現在『日本円』が高いのか?安いのか?を判断しなくてはなりません。

また同時に、『人民元』が安いのか?高いのか?も判断しなくてはなりません。

もちろん、株式投資においては、
『企業のファンダメンタル』を分析することが一番重要であると考えております。

しかし、『為替』に対し、割安か?割高か?を投資家は判断し、
なるべく割安な時に投資していくことが
長期的な成功へとつながっていくのではないでしょうか?

ここ1年の主要通貨の動きを米ドル中心でみてみると、米ドルのディスカウント率は、
(2003年2月〜2004年1月)

豪ドル:50%OFF、ユーロ:45%OFF、ポンド:30%OFF、スイスフラン:25%OFF、
円:20%OFF、カナダドル:15%OFF、ウォン:10%OFF、バーツ:10%OFF

と、米ドルが全般的な国際的通貨に対し、ここ1年で大幅に割安となっております。。

しかし、『人民元』だけが(正確には香港ドルも)米ドルとペッグされていることから、
『人民元』のポジションは変わらずです。

※ちなみに、『人民元』は、1994年以来、『1米ドル=8.27元』近辺にペッグされております。

『人民元』が米ドルとペッグしているということは、
そこに大きな『矛盾』が存在していると言えるでしょう。。

何故ならば、『為替』というものは、
常にそれぞれの通貨ごとに、それぞれの動きをするものだからです。

にもかかわらず、『ペッグ』しているわけですから、
『矛盾』が生じることは当たり前のことだと思います。

ではここで、一つの仮説を立ててみましょう。

現在、米ドルは下がっているが、中国の『人民元』はペッグしているため自動的に下がる。

しかし、ここで『人民元』が本来であれば上がるべきであったのであれば。。

現在の『人民元』は『二重に割安!』だということができます。

『為替』の市場においては、株式市場と同様、
さまざまな相反する意見がより集まった結果、価格を形成しております。

よって、上の仮説はあくまで、多々ある意見のうちの一つに過ぎませんのでご注意を(笑)。。

では、『人民元』はどのくらい割安になってきているのか、具体的に考えてみましょう♪

おっさんが中国株に参入した2002年1月において、1HK=17.28でした。
一方、2004年1月においては、1HK=13.58。

つまり、2年前に比べ、
現在はすべての中国株が『28%OFF!』で購入できるのです♪

しかし、『28%OFF』という数字に対し、
どう判断するかは、全くもって、人それぞれであると思いますし、
あくまでも自分が判断することだと思います。

よって、おっさんの意見も多々あるうちの一つとしてお考え下さい。

『為替の動き』は、
政治(戦争を含め)、経済などマクロ的なことから、
時にはミクロ的な出来事にも過敏に反応するものです。

しかし、為替の未来への動きを予想することは、株価の動きを予測するのと同様、
非常に困難なことであると思いますが、
投資家として、現在の為替水準に対する『意見』を持っていてもいいのではないかと思います。

ちなみに、将来における国際的な通貨は、
『ドル』、『ユーロ』、『元』であるとおっさんは予測しております。

また、北京オリンピック(2008年)までに、
ペッグ制は終わるのはないか??という予測も立てております。

何故ならば、中国はすでに大量の外貨準備(世界第2位)を蓄えているのですから、
もはやペッグをしていることによる『メリット』よりも、
『デメリット』の方がだんだんと大きくなっていくのでは?と思うからです。

あとは、自由にした時に大きな混乱がおきないために、どのような形で終わらせるのか?

そこの部分の戦略を立てていくだけだと思います。
これらはあくまで、おっさんが中国首脳部の立場に立った時の意見に過ぎませんが。。。

また、おっさんの中国株に対する戦略のうちの一つに、
『日本円の国際的な価値があるうちに少しでも多く仕込んでおく』というものがあります。

この戦略によると、現在の為替水準で見れば、
『日本円を利用したことによる海外資産投資』は絶好の時期なのです。

しかし、中国株も全体的に割安感が薄れてきたこともあり、正直、微妙なところですね。。

もし中国株のマーケットにもう一段落の調整が起きて、
かつ円高傾向も続くのであれば、正直、買い場になるのではないか?と思うのです。

と、言っても、その時に資金がないとどうしょうもないのですが。。(笑)

おっさんも軍資金捻出のための節約に励むことにしま〜す!!

多少、おっさんの主観が中心の日記となってしまいました。。


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