打倒!金持ち父さん〜戦略的金持ちへの道〜
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ファンダメンタル分析初心者の大きな『落とし穴』
〜輝くダイヤを疑え!〜




〜ご質問〜

初めまして、株は初心者の二十歳のネオンといいます。

このホームページを見させていただき、お金に対するものの考え方や、
株の研究の仕方など、色々変わってきました。

また、「金持ち父さん、貧乏父さん」もこの前買ってきて、今読んでいる最中です。

質問なのですが、
おっさんは、PERが安いこと(10倍以下)
PBRが安いこと(1倍以下)
ROE・ROAが高いこと(20%以上)

という銘柄に投資するというスタイルですが、この前、

PERが7.9倍
PBRが1.08倍
配当利回りが2.44%
ROEが65.39%
25日移動平均乖離率が-6.48%

で、株価が245円(2/18日終値)の協和コンサルタント(9647)という銘柄を見つけたんですが

おっさんの条件を満たしているし、EBRRも0.1〜0.2ぐらいなので、かなりいい銘柄だと思うのです。

おっさんはどう思いますか?
すぐにでも投資すべき銘柄ですか? 
ただ、24万も資金がないのですが、バイト代が入ったらなんとか買えそうな銘柄なのです。 

やっぱり、EBRRが良くても将来性のない業種の会社はだめなんでしょうか?
前からずっと聞きたくて、思い切ってメールしました。よろしくお願いします。

Quetion by ネオンさん


〜回答〜

PERが安く、PBRが安く、ROE/ROAが高いという、『投資スタイル』についてですが、
あくまでも『理想』でありまして、現実はなかなかこのような銘柄に出会うことはありません。。(残念!)

ですから、上記の投資指標の総合的な『バランス』で、
我々投資家は評価していかねばならないと思います。

この点は、おっさんも明確な答えを出せていない段階でして、
『悟り』を開くにはまだまだ時間がかかりそうです。。

何故ならば、PERやPBRが低い銘柄を発見しても、ビジネスモデル的に将来性が危うい?ような会社が多く、

バフェットの言うような、
「10年間は何もせずに見守る!」 勇気がどうしても沸いてきませんよね?(笑)

さて、ネオンさんご紹介の協和コンサルタンツ(9647)についてですが、

ヤフーファイナンスでは、
PER=2.09、PBR=1.14、ROE=74.75%、ROA=12.53、株主資本比率=23.2%

と、株主資本比率には多少の不安がありますが、
投資指標においてはすばらしい数字をたたき出しております♪

PERが2、PBRが1.1というのは、
素晴らしいほど『割安』な株価であるという意味を表していて、

ROA12%、ROE74%というのも、
素晴らしい収益性のあるビジネスを展開していることを表しております。

あとは株主資本比率23%という比率が、
長期的に耐えうるような数字なのかをチェックする必要がありますよね?


さて、素晴らしく『割安』な株価と、『収益性の高い』ビジネスを展開していること。

が、ヤフーファイナンスにおいては証明されましたが、
果たしてこのまま投資決定をしてよいのでしょうか?


残念ながら、答えは『NO!』です。

おっさんも、たびたびヤフーファイナンスを見ては、
ちょっといい銘柄を発見しウホウホ!していたわけですが、
残念ながらまだまだ調べたりません。。


何故ならば、PBRを抜かした、PERやROE、ROAという投資指標は、

『単年度ごと』に『変化』!

するからです。

つまり、これらの素晴らしい数字は、
『一番最近』の決算における成績を元に作られておりますので、
2年前、3年前、4年前の業績は考慮されていないのです。

これはいわば、ファンダメンタル分析の初級編における、
大きな『落とし穴』であり、

ほとんどの投資家がはまった経験がある穴だと思います。
(おっさんなんか、未だに時々はまっておりますが、、笑)

そこで今度は、協和コンサルタンツの過去数年間の業績をみてみましょう♪

2001年からの連結の業績を以下に挙げます。


株価 266 (2005,3,8現在)

  売上高(百万円) 営業利益 経常利益 純利益 一株益
(EPS)
一株
配当
一株
株主資本
01.11 6639 −161 −298 −1232 −210 123
02.11 6739 426 300 178 30.4 154
03.11 6605 639 489 −278 −47.5 107
04.11 5872 576 431 746 127.3 234

さて、過去4年間の業績を見てみると、
年度別で非常に『不安定』な純利益を出しております。

また、この会社の特徴として、
純利益と営業利益・経常利益との『乖離』がとても大きくなっております。

つまり、損益計算書における『特別損失・特別利益』の割合が非常に大きく、
この部分が最終的な純利益を左右しているわけです。

さて、『特別損失・特別利益』というのは、会社の『本業』以外の部分での利益・損失です。
(ちなみに本業における結果は営業利益で表されます。)

『本業』以外の企業活動で純利益が左右されているという状況は、
株主の立場から見ると『不安定』です。

また、今年度の業績については、約7億円の純利益が計上されておりますが、
これは今期に7億円で売却された子会社の影響がとても大きいです。
(これら情報は、協和コンサルタンツのHPに全部あります♪)

ですから、『素晴らしい投資指標』の元となった、
『今期の業績』は長期的に続くもの=この会社の本当の業績とみるのは楽観的過ぎると思います。


そこで、過去4年間の業績を下記に『平均』してみました。

  売上高 純利益 EPS
過去4年の平均 6463 −586 −99.8

すると、この会社の4年間における企業活動の結果は、
残念ながら『約5億円の赤字』となったわけです。

どうでしょうか?

ヤフーファイナンスで輝いて見えた、ROEが高く、PER・PBRが割安な素晴らしい投資案件が、
ソフトクリームのように溶けてしまったのです、、(泣)


よって、まとめると。

・投資指標がよくなったのは、一時的要因(子会社の売却)による。→今後も続くとは限らない。
・過去4年間の業績はおもわしくない。
・過去4年間にわたって、『特別的な要因』が大きく、純利益を左右している。→株主としては謎が多い。



結果、『ヤフーファイナンスだけでは、投資判断はできない!』ということが証明されました♪

つまり、『ヤフーファイナンス』のような便利な機能は、『スクリーニング』的に用い、
その後、『会社四季報』や、『会社HPのIR』を参照してさらなる調査をしなくてはならないのです!

この部分は、投資家としてまずはまりやすい罠の一つだと思います。

さらに調べることは、面倒くさいものですが、
投資家としてのパフォーマンスを少しでも上げて行く為には必要不可欠なことだと思います♪

また、財務諸表(決算書)を読む能力もつけることが必要ですね。
(おっさんもまだまだですが、、)
そのうち、当サイトでも『財務諸表特集!』をやろうと思います♪

今後ともお互い頑張りましょう!


※上記はおっさんが簡単に調べた結果によるものなので、協和コンサルタンツ=駄目というわけではありません。

Answered by おっさん

※ この回答に対して、わかりにくい部分があれば、 さらに詳細に更新したいと思いますので、どうぞご連絡下さい♪
※ 同時に、一人でも多くの方のご参加をお待ちしております♪



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