打倒!金持ち父さん〜戦略的金持ちへの道〜
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日本が『貿易黒字』のうちに!次の一手を!

〜国際収支から見る『日本の課題』と、
       日本人の理想的な『資産配分』〜



 2004年度 日本の地域別国際収支



 サウジアラビア -15103億円
 UAE        -13419億円
 イラン       -7230億円
 ロシア       -2531億円
 中国       -14850億円
 オーストラリア -5804億円

 アメリカ     +96915億円
 ユーロ     +45984億円
 アジア     +88623億円
 中東      -48139億円

 合計      +186184億円


(※財務省HPから)


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2005年6月、2004年度の国際収支が財務料から発表されました。


日本には、『年間18兆円の貿易黒字』がありました♪


このように、日本の国際収支の状況を見ると、


改めて、

日本は『
貿易大国』なんだな〜っと、感じました。


つまり、産油国や資源国から、材料を輸入し、

それを加工して付加価値をつけた上で、

輸出して『利ざや』を稼いでいるということですね。


つまり、日本という国は、

世界のレストランみたいな国ということですね。


材料を仕入れて、よりよい商品を研究・開発して作り出し、

世界中へ売り出している。

 と、いうことです。


逆に、産油国や資源国は、世界の農場

アメリカは世界の投資銀行みたいなものですよね?


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さて、2004年度は、

・原油価格の高騰、


・石炭・鉄鉱石など、その他の資源価格の高騰


 により、

UAE、サウジアラビアなどの産油国や、

オーストラリアなどの資源国に対する経常赤字が拡大!しました。


原油価格は今年に入っても高水準で推移していて、

今後も、中国、インド、ブラジルなどの高成長が続けば、

エネルギーなどを代表した資源の需給悪化が続き、

上述の、資源国・産油国に対する経常赤字が拡大することが予測されます。


資源を持たない国、日本が、今後も繁栄していくには、

どれだけ輸出する製品に『付加価値』を付けられるか?

 が、勝負になっていきそうですね。


我々投資家としては、

日本が抱える、『資源価格上昇リスク』をヘッジするためにも、

資源国にリンクした資産をどんどん保有したいところですね!

例えば、

中国株で言えば、ペトロチャイナ

FXでいえば、豪ドル・ニュージーランドドル


 と、いったところでしょうか?


今後、BRICsをはじめ、

先進国を目指す!国が増加していく中、

日本がどのように差別化していくのか?


個人的には、漠然としておりますが、

厳しい環境が続いていきそうに感じております。。

何故ならば、

「日本に何があるか?」という問いに、

自身を持って答えられないからです。


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アメリカには、

発達した金融市場 

 → 日本はグローバルスタンダートとかけ離れた日本式資本主義

卓越した軍事力と国際的政治力

移民で増え続ける人口

 → 日本ではあと数年で減少し始める上、高齢化により平均年齢も上昇


中国には、

安い労働力

 →日本では、高い労働力と増え続けるニート

中東やオーストラリアなどの資源国には、

今後、需要が伸び続けるであろう、資源

などなど、日本には、他の国に比べ悲観的な材料しか見当たりません。。


確かに、

日本にはトヨタやソニーなど、世界に通用する国際的企業が存在します。

しかし、トヨタは決して『日本の物』ではありません。

トヨタもソニーも、それぞれ『株主』のものであり、

日本で誕生したという歴史があるにすぎません。

さて、日本株の外国人保有率は増加し続けております。

2004年末時点での日本株における株式保有比率は、


日本の個人投資家(20.3%)<外国人投資家(23.7%)


 と、初めて保有比率が逆転しました。



もはや、日本の上場企業は、

日本で誕生した企業というだけで、

その所有は、外国人という時代へとなりつつあるのです。

日本の投資家が外国人投資家よりも、

『賢明』にならない限り、

優良な日本企業だけが『外資』になってしまうことも考えられます。

そうなると、株主総会で、


「日本は法人税が高いから、本店登記を外国にしよう!」

 という決議がされても不思議ありません。


ですから、この点においても、

日本における投資家育成・開拓が必要不可欠なのです。

(政治家による、投資税制の改革も同時に必要です。)

よって、我々日本国民はもはや、

資金を効率的に配分できないことが証明された日本政府へ、

つまり、『日本国債』へ、資金を投じている場合ではないのです。


また、長期的な『日本円』の動向にも注意が必要です。


現在は、『日本円』に価値があるかもしれませんが、

(確かに、米ドルに比べた日本円の価値はここ数十年、右肩上がりです。)


長期的な通貨の価値は、『国力』に連動していくため、

上記にある、日本の課題!を克服できない場合、

日本円の価値が低下してしまうことが予測できます。

現在、日本人の個人金融資産は、

その95%が日本円にリンクしております。

我々日本人は、既に、

普段の生活を、

ジャパンリスクに十二分に連動させて暮らしているわけですから、

個人金融資産だけは、

他のリスクに連動させて暮らしていかなければならないのです。

ですから、この点については、我々日本人はもっと積極的に!、


外国株・外国債券・外貨といった、

外国通貨建て資産へ投資しなくてはならない!のです。


さて日本では、政治が経済の足を引っ張る!状態が長く続いております。

ここで、我々個人としては、

日本企業が日本という国を見捨てる前に!

金融資産の配分を見直さなければならない分岐点が来ているのではないのでしょうか?


2005年現在、

日本はまだ、貿易黒字になっております。


21世紀は自己責任の時代ですから、

日本はまだまだ黒字だから、安心だ!ではなく、

日本円の価値がある、今のうちに!行動に移しましょう!


金融市場の動きは、いつの時代も突然!なのですから。。


今回は、一つの新聞記事から話題を膨らませ!記事を書いてみました♪


※参考:おっさんは、
2001年9月、『100万円の軍資金』で、投資をはじめました♪

 おっさんの『お金持ちへの道』途中経過♪
  → 『運用成績』、『配当金』、『不労所得グラフ♪』 『年度別運用成績』 『投資先投資レポート
  『当サイトの運営方針』 『自己紹介』 『メディア掲載履歴


※日本の金融危機が起きる前に!!

 → 今こそ!!個人金融資産の『インフレ対策♪』が必要不可欠ですっ!!

 → 参照:『外国通貨建て資産へ投資する!!ということ。


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