〜回答〜
おっさんも、『バフェットの銘柄選択術』を読んで、投資における『ROE』の大切さを学びました!
あの本は、おっさんが今まで読んできた本の中でも、抜群の良書に入ると思います♪
しかし、武田さんもおっしゃられる通り、
資金を借り入れして『レバレッジ』を高めることで、
理論的には『ROE』はいくらでも上げることができます。
例えば、『ROA=3%』の企業が『株主資本比率=10%』だったら、『ROEは30%』になります。
でも、株主資本比率が10%ということは、
総資産が100億円としたら、
純資産(=株主資本)が10億円で負債が90億円となりますから、
「業績が傾きだした場合に耐えられるか?」という問題が存在します。
しかし、銀行のように株主資本比率が『一ケタ』が当たり前の業種もありますから、
すべての業種における『理想的』な株主資本比率というのは残念ながら存在しません。
企業の『業種』によって、株主資本比率にはバラツキがあるのです。
ですから、「どれくらいの株主資本比率が理想なのか?」に答えはなく、
すべては『バランス』です。
さて、話は少々ずれましたが、
『ROE』と『ROA』、『株主資本比率』の値は以下のようにリンクしております。
ROE=ROA×レバレッジ=ROA/株主資本比率
経営者から見て、
継続的に『ROEを高めていくこと』が企業価値の向上をもたらしますが、
同時に経営者は、「どれだけレバレッジをかけるのか?」という決定をしなくてはなりません。
しかし、レバレッジ(資金を借り入れること)を増やせば増やすほど、
結果的にROEは高まるわけですが、
同時に、借入金を増やせばリスクも高まるわけです。
ですから、『レバレッジ』という武器は『諸刃の刃』ということになります。
(我々投資家としては、うまく『レバレッジ』を使いこなしている経営者に投資したいものです♪)
このように企業の経営者が決定した、「レバレッジ=株主資本比率のバランス」に対し、
我々投資家は、その企業の「資本戦略が妥当かどうか?」評価することになるのです。
以上のような要因をもって、最終的な『ROE』という数字が叩き出されるわけですが、
個人的には、まず『ROA』を見ることからスタートすることにしております。
何故ならば、こちらの方が『物事の順序』にかなっているからです。
企業活動によって『ROE』が導き出される順序は、
ROA→経営者がレバレッジのバランスを決定する!→ROE
となっております。
ですから、
まず、「企業のビジネスモデルとしてどのくらい効率的に利益を上げているのか?」
『ROA』を用いて評価した後に、
「企業の資本戦略」を『ROE』を用いて評価することが重要だと思います。
つまり、我々投資家が見る、『ROE』という結果的な数字には、
たくさんの『ドラマ』が詰まっているのですね♪
そして、そのドラマの『過程』もしっかりと見ることで、
『ROE』の数字が「保守的に作り出されたのか?」、
それとも、「いけいけドンドンで作り出されたのか?」をチェックすることが必要なのです。
さて、
本題の「株主資本比率が10%でROE20%というような企業はどのように判断したらよいのでしょうか?」についてですが、
最終的には、武田さんが「ROAが2%に対し、株主資本比率=10%というリスクを許せるかどうか?」、
そして、「株価はどのくらい割安なのか?」にかかってくると思います。
また、これはファンダメンタル分析の限界といってもいいと思いますが、
最終的に重要なのは、
「この企業のビジネスモデルが『将来的』にも通用するのか?」という問いに対し、
武田さんがどのように考えていらっしゃるか?という評価だと思います。
もちろん、未来についての予測は困難ですから、
これについては『楽観的』か、『悲観的』かの二択でかまわないと思います♪
以上、非常に難しい問題なのでおっさんに答えを出すことはできませんが、
「投資家として、どこに妥協点を見出していくか?」
また、「その決定の精度を絶えず向上させていくこと」が大投資家への階段だと思っております。
今後とも、お互い頑張っていきましょう!!
Answered by おっさん
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