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『国家レベル』で『IPO』している国!?中国

〜世界の投資家と中国政府は『Win-Win』の関係〜







〜ご質問〜



はじめまして、いつもHPを拝見させていただいています。


HPの内容についていくつか質問があります。



『資本主義をうまく活用している中国政府』の中で、



「海外から資金を調達することで必要なインフラをノーリスクで!整えることができる」


としています。



私はこれには疑問を感じます。



もし、不動産バブルの崩壊、不良債権問題の深刻化、


政治リスクの高まりなどで中国に対する見通しが暗くなったらどうなるでしょう。



海外の資本がいっせいに中国から逃げ出すでしょう。



そうなれば中国経済は崩壊するでしょう。



中国は外貨をうまく利用しているといえば聞こえが良いですが、


悪く言えば自力で発展している国ではありません。



土地と労働力を外国に貸して発展しているといえるでしょう。



日本は税金で行って発展してきました。




さまざまな弊害が生まれたことも事実ですが、


高度経済成長期における政策としては正しかったと思います。


日本の失敗は高度経済成長が終わっても


システムを変えずに20年も放置してしまったことではないでしょうか。



                        Quetion by 通りすがり さん



※参考:おっさんは、2001年9月、『100万円の軍資金』で、投資をはじめました♪

 おっさんの『お金持ちへの道』途中経過♪
  → 『運用成績』、『配当金』、『不労所得グラフ♪』 『年度別運用成績』 『投資先投資レポート
  『当サイトの運営方針』 『自己紹介』 『メディア掲載履歴


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〜回答〜


通りすがりさん、興味深い投稿、ありがとうございます♪



>もし、不動産バブルの崩壊、不良債権問題の深刻化、

政治リスクの高まりなどで中国に対する見通しが暗くなったらどうなるでしょう。

海外の資本がいっせいに中国から逃げ出すでしょう。

そうなれば中国経済は崩壊するでしょう。




おっしゃる通りです。



海外の投資家が中国という国、つまり中国政府を見捨ててしまえば、


中国経済の成長は鈍化するかもしれません。



しかし、世界を見渡してみると、中国のように、



『魅力的な投資案件』を国を揚げて!推進している国は少数派です。



つまり、『一部の権力者』が牛耳っている国(=投資に適さない国)は、


まだまだ数多く存在するということですね。



投資家、ジム・ロジャースは、



『大前提として、投資家保護のスタンスを取っているマーケットにしか投資しない!』


 と、言っておりますが、



近年の中国政府の中国株式市場に対する政策を観察した上では、


今までのところ、


中国政府からは


『投資家保護のスタンス』を一人の投資家として強く感じております。


(国有株放出方法の模索、いち早い四半期決算の導入、などなど)




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逆に言えば、中国政府がそれだけ!



「中国の発展には海外からの投資が必要不可欠だ!」と自覚しているのでしょうね。



良いことだと思います♪



(一方、海外による日本への直接投資額は日本のGDPの1%以下ですが、、、)




>中国は外貨をうまく利用しているといえば聞こえが良いですが、

悪く言えば自力で発展している国ではありません。

土地と労働力を外国に貸して発展しているといえるでしょう。




こちらに関しても、まさに!通りすがりさんのおっしゃられる通りだと思います。



しかし、逆に言えば、


中国はうまく資本主義を活用していると言えると思います。



・中国は、世界中の投資家に『投資機会』を提供し、


 資本を注入してもらうことで、自国を繁栄させる!





一方、


・上場する企業は、会社の所有権と引き換えに、


 投資家に資金を注入してもらうことで、さらなる事業展開を目指します。




さて、この2つは似てませんか?



つまり!!


「中国は『国家レベル』で『IPO』している!」

 
といっても間違いではないのです。




『投資家』と『起業家』は『Win-Win』の関係にあります。



・『起業家』は『魅力的な投資機会』を投資家に提供することでリスクを取ってもらう。


・『投資家』は起業家の代わりに『リスク』を取ることで


『収益の一部』を得ることができる。





これを中国という国家に当てはめると、


・社会に必要な『インフラ』を作るために必要な資金を投資家に出してもらう。


・投資家は収益の一部を得ることができる。




この関係がうまくいくためには、


建設した『インフラ』から収益が上がらなくてはなりません。



つまり、建設した『インフラ』が社会にとって


絶対的に必要なもの!でなくてはなりません。



その絶対的基準は、利益がでるか?・でないか?、ただそれだけです。



「利益が出る=必要とされている」



ですから、


中国のインフラ整備の根本には、効率性・収益性が存在する!ということですね。



一方で、、日本にはこの視点が欠けていることから、




莫大な税金が効率の低い公共事業へ投資されてきたのです。


(一方、日本では効率性を無視した、


  無駄なインフラに莫大な税金が投入されております、、)




さてさて、


ここで興味深いのは、中国という社会主義経済です。



資本主義社会における『21世紀型国家運営』とも呼びましょうか?



そのメインテーマは、「国がやるべき!ことの範囲とは?」だと思います。



例えば、道路は誰がやるべきなのか?



日本の道路公団と、


中国のIPOしている高速道路銘柄との決定的な違いはなんでしょうか?



・どちらが効率的なのか?


無駄な道路を作っていいことが一つでもあるのか?


・どちらが国民にとってベネフィットがあるのか?





ここでもポイントは、『儲かること=ニーズがあること』という、



絶対的な評価基準
が存在するか否かだと思います。



さて、中国と日本。



どちらが洗練された資本主義社会なのでしょうか?



「魅力的な投資機会を提供し、世界中の投資家が投資する!」



全然いいのではないでしょうか?



ヒト・カネ・モノという、発展のために必要な資源の中で、


カネが足りないのであれば、ファイナンス(=資金調達)を行う!



これは当たり前!の行動であります。



中国のトップダウン型の国家運営に今後も注目が必要です。



以上、中国という国、そして中国株に対する見解でした。



すべての投資に『絶対!』はありえませんが、


我々日本人にとって、投資対象として検討に値することは間違いないと思われます。



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